春分の日と秋分の日には昼夜の長さがほぼ同じになります。両方とも国民の祝日で、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことを趣旨としています。
そして、仏教では、「お彼岸」の中日とされています。彼岸というのはあの世のことで、亡き先祖のことを思う日となっています。
お彼岸の間は、ぼたもち(おはぎ)を作って仏壇やお墓にお供えするのが一般的ですが、お供えするものにも地域の行事としていろいろなものが見られます。
山陰地方で見られるのは、お彼岸用のパン。長野では饅頭をてんぷらのように揚げた揚げ饅頭というものが備えられます。また、お供えするものは食べ物とは限らず、沖縄では、「うちかび」と呼ばれるものが用いられます。これは黄土色の紙に小さい円形の型が押されたもので、お金に見立てられています。あの世でお金に困らないように、という思いで供えられるものです。他に、宮城県の一部では油揚げ・豆腐・こんにゃくを用いた「さんこや汁」という汁をお彼岸の朝に食べる風習があります。
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