七夕のというと笹に願い事を書いた短冊やその他の飾りをつけ、織姫と彦星の出会いを祈る行事です。7月7日が一般的ですが、8月に行われる仙台の七夕祭りが有名です。これは、伊達政宗が雨乞いと虫送りの意味を込めて始めたものだそうです。
虫送りとは、害虫被害がないようにという願いを込めて行われる行事で、松明をたいたり、邪気のシンボルの藁人形を作って川に流したりします。虫送りと七夕の融合した地域の行事は仙台以外の地域でも見られます。
たとえば、愛媛県には実盛送りという行事があります。これは、斎藤実盛の藁人形を作り、鐘や太鼓を鳴らしながら練り歩き、藁人形を川に流します。斎藤実盛とは12世紀の武将で、イナゴの化身とされています。富山県南砺市の「ねつおくり」も虫送りと七夕が融合した地域の行事で、願い事が縛られた笹竹で稲の穂先を払いながら練り歩く行事です。
虫送りの行事は、昔は日本各地で見られた風習でしたが、今では一部の地域だけに残る伝統行事となってしまったようです。
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